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[動画付き]試合で使えるボールコントロールが身につくリフティング3つのポイント
公開:2017年9月14日 更新:2021年8月20日
■足元ばかりに集中しない、実践で使えるボールタッチを身につける
ここからは、より実戦的なリフティングを行います。試合では、どこでどういったプレーをするのか状況を判断し、考えながらプレーしなければいけません。
考えてプレーするためには、大事なのは周りの情報を知ることで、そのためには顔を上げた状態で正確にボールを扱えるようになる必要があります。
リフティングを続けると、足元に集中し、ヘッドダウンしてしまいますが、問題解消のために有効なのは、足以外の動作を交えて行うコーディネーション系のリフティング。リフティングをしながら、顔を上下左右にふったり、手を叩いたり、身体をタッチするなど、足だけでなく複数の動作や要素を同時に行う事で脳への刺激を与えます。
こうした動きが自然にできるようになれば、ドリブルをしながら相手のポジションを見てパスを選択したり、キーパーの位置を見てミドルシュートを狙ったり、複数の選択肢を持ちながらプレーする事にも繋がる事が期待できます。
顔をふりながらリフティング
手を叩きながらリフティング
身体をタッチしながらリフティング
しゃがむ動作をまじえたリフティング
最後のステップとして行うのは、移動しながらのリフティングです。これまでは静止した状態でリフティングを行ってきましたが、サッカーは動きながらボールを扱うスポーツ。リフティングをしながら前進や後進することで、動きながらも正確にボールを扱える感覚を養います。
移動しながらリフティングをすると身体の軸がブレて、ボールタッチが大きくなってしまいがちですが、前編で紹介したように自分のエリア内でボールを触ることを忘れてはいけません。
身体や足が自由自在に動き、ボールを扱えるようになれば、試合で余裕が生まれます。また、滑らかにしなやかに動けるようになれば、怪我の防止にも繋がります。
ただ漠然と取り組みがちな、リフティングですが、意識して行えば、選手の成長に繋がりますし、試合で活きる要素がたくさん詰まっているのです。
三木利章(みき・としあき)
プロサッカーコーチ。主に少年サッカーチームやジュニアユースチームの指導、スクール主催などの精力的に活動。育成年代で一番大切な『個』の技術・戦術の向上を目指し、実践で生かせる個人スキルを身につける指導を行っている。
取材・文・写真・動画:森田将義
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