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ジュニア年代で身につけたい! GKのクロスの対応で大切な、正しい動作、フォームを獲得する練習法

公開:2024年7月11日

サッカーの指導が学べる動画配信サービス「COACH UNITED ACADEMY」では、強豪チームや豊富な実績を持つ指導者による、トレーニング動画を配信中だ。

今回は「U-12で正確なフォームを身につける、クロスの対応」をテーマに、LIALL GK ACADEMYの代表を務める、楠本晃義コーチにGKトレーニングを実施してもらった。

楠本コーチは川崎フロンターレで指導キャリアをスタートし、栃木SCではアカデミーとトップの両方を経験。現在はLIALL GK ACADEMY、LIALLスポーツクラブを立ち上げるとともに、日本サッカー協会コーチ、栃木県サッカー協会FAコーチも務めるなど、経験豊富な指導者だ。

前編では「GKのクロスの対応で大切な、正しい動作、フォームを獲得する練習法」を紹介したい。きめ細やかで理論的なコーチングにより、選手たちのフォームを向上させていくコーチングは必見だ。(文・鈴木智之)

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14歳までに正しい動作を身につけることが必要

最初のトレーニングは「ジャンピングキャッチ(ボールなし)」。ボールがない中で反復トレーニングを行うことで、フォームの改善をしやすくするのが目的だ。

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楠本コーチは「この年代で重要なのはテクニックです。14歳までに正しい動作を身につけることが必要です。一つひとつの動作を、選手が理解しやすいように行っていきます」と説明し、トレーニングに入っていった。

ここでは、前方のボールをキャッチする要領で、ジャンピングキャッチの動作を行う。楠本コーチは「高くジャンプするために腕をしっかり振ろう。手を伸ばして振ると、上に上げるまでに時間がかかるので、肘を引いてジャンプすることを意識しよう」とアドバイス。

ほかに「ジャンプするときは、足を引き上げよう。股関節、膝関節、足首の足関節を90度にすることをイメージしよう」と、理論的に説明していく。

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ボールをつかんだあとは、抱え込みながら着地するのがセオリーだ。その際に「片足ずつ着地する」ことをデモンストレーション。「ボールを抱え込んで着地しよう」「足の角度も良かったぞ」と声をかけていった。

次は、正面から来るボールに対して「踏み込んだ足のつま先を向けて、ボールに正対した状態で、身体の正面で捕ろう」と声をかける。

さらには試合をイメージし、相手から自分の身体を守るとともに、プレーするスペースを確保することにも言及。

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「相手に対して、体の側面を向けて、ひざを曲げよう。そうすると相手は入って来れないし、安全につかみやすくなる。そして、肘をしっかり伸ばすこと。競り合いのときに、相手の腕や頭が顔に当たるのを防ぐために、肘を伸ばして顔を守り、相手をブロックしよう」

接触することの多いGKというポジションにおいて、自分の身体を守るプレーを教えるのは重要なこと。そのあたりはさすが、経験豊富な楠本コーチである。

動作のタイミングを合わせる

2つ目のトレーニングは「ジャンピングキャッチ(正面からのボール)」。ここからはボールを使ってトレーニング。正面からのボールに対してランニングし、ジャンプせずに肘を曲げて腕を伸ばし、キャッチすることに意識を向けていく。

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さらに「キーパー!」というキーパーコールも出し、声と動作のタイミングをボールキャッチに合わせていく。

楠本コーチは「ボールの下をつかみすぎない。ボールの真後ろをつかめるように」「ボールに合わせて、腕だけでなく、足も動かしながらやろう」と声をかけるとともに、強調したのが、「いつ腕を振って、ボールに対してタイミングを合わせるか」。

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「よくボールを見ながらやろう」と、デモンストレーションを交えて伝えているので、詳細は動画で確認してほしい。

次は、頭上高く上がったボールに対して、ジャンピングキャッチ。楠本コーチは「ボールに対してつま先を向けて、腕の振り、足の角度を意識して、ボールをとらえよう」と声をかけていく。

GKに対する理解が深まるコーチング

続いて「サイドからのボールに対して、ジャンピングキャッチ」に移行。サイドからのクロスをイメージして、FW役を立たせ、相手と競り合いながらキャッチする。

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GKのプレー動作には、様々なフォーカスポイントがある。それらを逐一チェックし、アドバイスするのは難しいが、楠本コーチはわかりやすく説明しているので、動画を見ることで、GKに対する理解が深まるだろう。

ぜひCOACH UNITED ACADEMYの動画を繰り返し見て、重要なポイントはどこなのかを学んでいただければと思う。

次回の後編では、味方と相手を入れた中でのクロス対応に入っていく。

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【講師】楠本晃義/
大学卒業後、川崎フロンターレで指導者キャリアをスタート。30歳の時に栃木SCへ移籍し、アカデミーコーチを経て、トップチームのコーチを経験。J2昇格を果たす。その後、地域の子どもたちの育成とサッカーコーチの養成を行うため、「LIALL GK ACADEMY」「LIALLスポーツクラブ」を設立。現在は、日本サッカー協会JFAコーチ、栃木県サッカー協会FAコーチも務めている。

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