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サッカー豆知識

【サッカーの守備】ゾーンディフェンスとは? 基本と連携のコツをマスターしよう

公開:2024年8月13日 更新:2024年8月16日

キーワード:サッカー守備ゾーンディフェンスマンツーマンディフェンス守備戦術

サッカーでは攻撃陣の華麗なプレーに注目が集まりがちですが、堅牢な守備なくして勝利はありえません。

サッカーのディフェンスには大きく分けて、「マンツーマンディフェンス」と「ゾーンディフェンス」の二つの種類が存在します。

それぞれの特徴を理解することで、状況に応じた使い分け、そしてより深い戦術理解へと繋がるでしょう。

そこで今回は、ゾーンディフェンスの基本から、マンツーマンディフェンスとの違い、そして実践的な連携のコツまで、初心者にもわかりやすく解説していきます。

 

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<目次>

1.ゾーンディフェンスとは?
2.マンツーマンディフェンスとの違い
3.ゾーンディフェンスの基本原則をマスターする
4.ゾーンディフェンスの連携のコツ

 

ゾーンディフェンスとは?

ゾーンディフェンスの定義と特徴

ゾーンディフェンスとは、ピッチをいくつかのエリア(ゾーン)に分割し、各選手が担当するゾーンを守るディフェンス戦術です。

特定の相手選手にマークをつけるのではなく、自分のゾーンに侵入してきた相手選手に対して責任を持って対応します。

利点としては、以下の点が挙げられます。

 

スペースの管理に優れている:マンツーマンのように特定の選手を追いかける必要がないため、スペースをコンパクトに保ちやすく、相手の攻撃ルートを限定できます。

 

数的優位を作りやすい:ボールのある場所へ複数人で集まりやすいため、ボール奪取の可能性が高まります。 運動量が比較的少ない: マンツーマンのように広範囲を動き回る必要がないため、体力の消耗を抑えられます。

 

マンツーマンディフェンスとの違い

一方、マンツーマンディフェンスは、各選手がそれぞれ特定の相手選手をマークし、その動きに追従して守備を行う戦術です。

メリットとしては、マーク担当が明確なため、責任の所在がはっきりしている点が挙げられます。しかし、相手の動きに翻弄されやすく、スペースが空きやすいという弱点も抱えています。

現代サッカーにおいては、状況に応じてゾーンディフェンスとマンツーマンディフェンスを組み合わせるのが一般的です。

例えば、自陣ゴール前はゾーンディフェンスで固めつつ、中盤では危険なアタッカーに対してマンツーマン気味にチェックするといった具合です。

 

サッカーにおけるディフェンス戦略の進化

かつてはマンツーマンディフェンスが主流でしたが、戦術の進化とともにゾーンディフェンスが台頭してきました。

組織的な守備戦術の発展、そして、高度なポジショニングや戦術理解が求められる現代サッカーにおいて、ゾーンディフェンスはより効果的な守備戦術として定着しています。

 

ゾーンディフェンスの基本原則をマスターする

ゾーンディフェンスは、個々の選手の能力もさることながら、チーム全体で連携し、統制の取れた動きが求められます。ここでは、ゾーンディフェンスを成功させるための基本原則を3つ紹介します。

 

ポジショニングとスペースの管理

ゾーンディフェンスにおいて、最も重要な要素の一つが「ポジショニング」です。常に自分の担当エリアと、周りの選手のポジショニングを意識し、適切な位置取りを心がけなければなりません。ボールと味方の位置、そして相手の動きを予測し、常に危険なスペースを消すように動きます。コンパクトな陣形を保ち、相手のパスコースを限定することが重要です。

 

ボールと選手の動きに対する反応

状況判断力も重要です。ボールの動きだけでなく、周りの選手の動きにも注意を払い、状況に応じて適切な反応を示す必要があります。例えば、ボールがサイドに展開された場合は、連動してスライドし、スペースを埋める動きが求められます。また、相手選手が自分のゾーンに侵入してきた場合は、積極的にアプローチし、ボールを奪いに行く判断も必要となります。

 

コミュニケーションとチームワークの重要性

ゾーンディフェンスは、チーム全体で連携して守備を行うため、コミュニケーションが不可欠です。常に声を掛け合い、味方の位置や動きを共有することで、連携ミスを防ぎ、より強固な守備ブロックを形成することができます。特に、カバーリングやマークの受け渡しなど、状況に応じて適切なコミュニケーションを取ることで、相手の攻撃を未然に防ぐことが可能となります。

 

ゾーンディフェンスの連携のコツ

ゾーンディフェンスでは、状況に応じて様々な連携パターンが存在します。例えば、相手のパスコースを限定するために、2人で挟み込むようにプレスをかける「挟み込み」、味方が抜かれた際に、後方の選手がカバーに入る「カバーリング」などがあります。

これらの連携パターンを練習で反復し、試合でスムーズに発揮できるよう、チーム全体で共通理解を深めておくことが重要です。

ゾーンディフェンスは、現代サッカーにおいて必須の戦術理解と言えるでしょう。その仕組みを理解することで、より深くサッカーを楽しむことができるはずです。

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