いつものダッシュに"ひと工夫"で「とっさの判断力」を鍛える アスリート版シナプソロジー
「相手が急にミスをした!」「予測と違うパスがきた!」「絶体絶命のピンチ!」そんな時、試合中に「頭が真っ白」になった経験はありませんか?「頭が真っ白」になっているということは、脳が混乱しパニックになっている状態。
試合でも起こりうるこの状態から、いかに迅速に頭を整理して正常に判断を下せるようにするか
あなたの子どもはできる!? サッカー少年が苦手とする3つのドリブルとその練習法とは
ドリブルのボールタッチがうまくなるためには、どうすればいいのでしょうか?元日本代表FWであり、現在はヴァンフォーレ甲府のフィジカル・コンディショニングコーチを務める谷真一郎さんに「ドリブルに役立つステップワーク」を教えてもらいました。
スピードに乗ったドリブルをするために、足のどこでボールに触るのが良いのでしょうか?谷さんはFCバルセロナのメッシやレアル・マドリードに所属するクリスティアーノ・ロナウドも実践する、あるコツを教えてくれました。
ドリブルは静学サッカー部に学べ!ゼロ距離の相手を緊急回避する軸足ウラ通し
あっ、ボールを奪われる――
そう思った瞬間、ボールを引いて軸足のうらを通すテクニックで緊急回避します。高学年の試合になると、うまい子がよく使うアレです。
最初は練習してもボールをうまく引けなかったり、軸足にボールがぶつかったりしてうまくいかないかもしれませんが、脳内にイメージを焼き付けて何度もトライしてみましょう。子どもは一度コツを掴めば簡単には忘れません。
原口元気のドリブルに詰まっている、相手DFとの駆け引きに迫る
原口選手のドリブルは、トップスピードの中でも技術の精度が落ちないことが大きな特長です。
追いかけてくる相手ディフェンスから逃げるように、外側へドリブルする選手も多いですが、原口選手の場合、その相手の前方に割って入ろうとします。
グングン加速しながらも、ボールが体から離れすぎないように、トップスピードのまま細かくボールタッチを刻みます。
初心者は必見!ドリブルのスピードがアップする練習法
ボールコントロールなどの技術が身につきやすいのは、ゴールデンエイジと呼ばれる9~12歳頃。
ヴァンフォーレ甲府のフィジカル・コンディショニングコーチ谷真一郎さんによると、「足の中心より外側でボールを押し出すことにより、繊細なボールタッチが可能になり、瞬時の方向転換にも対応することができるようになる」とのこと。
「メッシのドリブルを思い出してごらん? 足の外側でボールを押し出すように進んでいるよね。その動きを、ラダーを使ってマスターしよう」